心地よい季節の風とたわむれる・内と外がつながった木の家づくり
 構造計算をして耐震性を高めた在来工法・SE構法による安心設計
 木造準耐火構造の家 高断熱+自然素材によるエコで快適な暮らし
 計画時に原価見積りを提出。適正工事費を確認後に詳細設計をします

古和釜の家

松が丘の家
構造:木造在来工法 2階建て
場所:千葉県船橋市 
竣工:2016年 新築
施工:株式会社 中野工務店

静かな住宅街に建つ中庭のある住宅。
隣家の配置、高さから日影図を作成。真冬に1階でも夕方まで陽が入るよう検討しています。屋根を湾曲させることで、道路側の建物高を抑えながら1階居間の天井を高くすることが出来ました。天井付近の高い窓からは冬の午後の陽が入り、夏の熱気を逃がすことができます。また、デザイン的には外観、インテリアの両面で柔らかい雰囲気を創ることが出来ました。
中庭は緑を感じながら生活すること、プライバシーの確保という2つの目的があります。シンボルツリーのヤマボウシは春には新緑、夏には木陰、秋には食べられる実がなり、冬には葉が落ち陽が当たる・・・と四季を感じて生活を送ることが出来ます。
1階には深夜電力による蓄熱式の床暖房が敷設されています。深夜の家が冷える時間帯に余った安い電気で建物内を温めることが出来ます。南東を向いた中庭には庇があるため、夏には直射日光が家の中に当たりません。窓を開けると涼しい風が抜けていきます。
内装について。1階床は無垢のチーク、2階は無垢のナラ。壁は左官仕上げで温かい雰囲気に。湿気を吸ったり放出したりは壁内のウール断熱材も手伝ってくれます。通気工法により耐久性も高く、快適な住まいとなっています。

リビングダイニングと一体に使えるバルコニー。3Fの仕事部屋から屋上庭園へ。 ダイニング。吹き抜けからの風と光が心地よい。コンパクトでも使いやすく明るいダイニングキッチン。 明るく感じられるよう階段はシースルーに。壁には絵を飾ります。小さいながらも緑が豊かなテラス。玄関前のテラスは1階のベランダや庭と一体。木や草花が季節ごとに楽しませてくれます。 仕事部屋の天井は屋根形状そのままで、ダイニングからつながっています。
小さいながらも緑が豊かなテラス。小さいながらも緑が豊かなテラス。小さいながらも緑が豊かなテラス。

建築工事費
3,400万円(税抜き)(外構工事含む)
施工床面積
107.58㎡(32.5坪) (吹抜け、ベランダ含む)
構   造
木造、在来工法、地上2階建て
内   装
床 :無垢フローリング(チーク、ナラ)、一部タイル張り
壁 :珪藻土左官仕上(洗面、キッチンはタイル 浴室はタイル+ヒノキ板)
天井:無機質クロス張り
外   装
壁 :左官仕上、一部杉板オイル仕上
屋根:カラーステンレス葺き
断熱ペアガラス(一部防犯合わせガラス+強化ガラス)
ウール充填断熱(一部防音用セルロースファイバー断熱)
設   備
システムキッチンW=2,400、食器洗浄機、ハーフユニットバス
洗面化粧台、タンクレス便器
エアコン各室、照明器具全室設置
深夜電力蓄熱式床暖房(居間、食堂、キッチン、玄関、洗面、便所)

建て主の声

豊田建築工房は以前からよく知っており、『自邸のように』とほとんどお任せです。初めに見せてもらった2案はどちらも中庭がある案でした。回廊のように屋根の下を通り、玄関に至る案も良かったのですが・・・完成してみるとこれで良かったと思っています。
寝室の収納扉はピンク色の花柄でちょっと派手になるのでは?と思っていたのですが、これも出来てみると華やかですが落ち着きもあり気に入っています。
1階はどこに居ても中庭のヤマボウシが見えるのでとても気持ち良いです。そのヤマボウシや木のフェンスのおかげで昼間は道路からの視線をうまく遮られているので落ち着いて生活できます。これから夏を迎えるのですが、風抜けが良いので心地よいのではと思っています。