バンブーハウス
フローリング・壁・天井・家具・扉・・に竹を利用した家づくり
定例打合せ。内装工事が進み部屋の広さ、ドアの高さ、天井の構成などが分かるようになってきました。(下右の写真)10月14日には天井の断熱材が見える状態でしたが今回は石膏ボードが貼ってあります。(下左の写真)は2階の東側客間です。梁が並んで見える天井の様子も分かるようになりました。この後、下がり天井、吹き抜けに面した腰壁なども出来上がっていきます。来週は階段の設置工事も始まっていると思います。寒くなってきましたが断熱が聞いているので中は温かく感じます。


2025,10,21
そういえば先日、密測定を行い結果は0.49でした。気密住宅と呼ばれる建物の数値基準は5以下とされ、1.0から0.5以下が高気密住宅と言われています。厳密にいうと給水管の周りのシーリングなど未施工な部分があったのでもう少し改善するはずですが先ずはOKです。今後さらに設備配管の孔が増えるので都度きちんと施工していく予定です。デザインの良し悪しは好みによる部分も多いかと思いますが、数値で表される性能値ははっきりしています。

2025,10,19
定例打合せ。断熱材の充填が完了したので建て主さんに確認をしてもらいました。壁の白い断熱材は高密度グラスウールです。壁にそのまま立て掛けられるくらいの硬さがあります。壁内結露しないよう結露計算をして確かめたうえでビニールでラッピングされていないタイプを採用しています。湿気は建物の外にも室内側にも自由に抜けられるようにしています。冬の結露はもちろん、最近は夏型結露が怖いので・・大工さんにはチクチク痛い思いをさせてしまい申し訳ないという思いがありますが、夏型結露と施工精度を考えるとラッピングされていない断熱材は優れていると思います。
屋根には発砲系の断熱材を敷設しています。よって天井の黄色い断熱材はプラスαの性能発揮と防音用の断熱材です。板金屋根は雨音がうるさいので小生の設計の場合はこれが標準仕様です。結果、この住宅の断熱性能(Ua値)は0.42w/m2kで、北海道の標準的な高断熱住宅の基準を満たしています。
断熱材の密度が高いことは防音効果にも寄与します。内壁、外壁共に仕上がっていない状態ですが、近くを通過する電車の音もあまり気になりません(^^)/また、今だけですが断熱材が露出しているので音の反響がほとんどない空間になっています。耳に残響音が入って来ません。結構特殊な環境です・・近日中に石膏ボードで覆われるので今度は泣き竜がいるような空間に変化します。
PS 今が見学には良い時期なので希望の方は連絡をください

2025,10,14
建て主さんの自社製品の搬入をしました。下の写真は造作材で建具枠です。例えば引き戸の場合は工務店の作業場でハンガーレールを埋め込むための溝を掘ったり、設置する壁仕上げの厚さに合わせて幅を調整したものを現場では大工さんが長さを調整し、組みたててから取り付けます。このような造作工事と断熱材の充填を2人の大工さんが並行して進めています。

2025,10,10
定例打合せ。今回は建て主さんの自社製品を使用しています。都合で長い竹の集成材を造れず途中で継ぎ足すことがあります。赤枠の通称『ビスケット』を溝に挟んでつなぐことで『ずれ』を防ぎます。

2025,10,06
定例打合せ。フローリングを張り終え、窓の木枠(今回はバンブーです)が付き始めました。フローリングは1,2階を濃茶(高温で燻しました)、3階はナチュラル色とし、窓枠などの造作材は1階を濃茶、2、3階はナチュラル色という組み合わせにしました。写真は3階東側洋室の窓枠です。3階なのでフローリングと窓枠の両方がナチュラル色のバンブーです。
湾曲した梁と天井下地が見えています。湾曲した屋根の形がそのまま天井にも表れています。屋根は結露対策のため外張り断熱を採用していますが、板金屋根の雨音対策と付加断熱も兼ねて天井下地の8cmほどの空間にグラウウールを充填します。断熱については工事が進んだ段階で再度紹介したいと思います。

2025,09,30
定例打合せ。図面に寸法が書いていない部分があったり・・前回現場にて洋室のコンセント位置を変更した結果、扉を廊下側に変えた方が良いことに気が付き変更をお願いしたり・・
作業は順調に進んでいます。玄関のフローリングはヘリンボーン貼りにしてもらいました。当初予定にはありませんでしたが、建て主さんの自社制作のフローリングです。貼り方も『試しにこうしてみたい』が反映されています。時間をかけて丁寧に貼ってくれています。

2025,09,24
3階建て建築物の中間検査が無事に終了し合格証が届きました。窓が付き雨が吹き込まなくなり、筋交いやパネルによる耐力壁が出来上がり強度は十分となりました。見学会も随時(工事を行っていない毎週日曜日)行っていますので希望の方はメールにて連絡をください。大工さんは2人体制で作業が進み、現在はフローリングの敷設と天井下地を作っています。今回は全館空調のダクトが張り巡らされるので下がり天井とその副産物でもある天井間接照明(普段はあまり造りません)も採用しています。写真は1階応接室です。中国で造られた竹製のフローリングが立てられています。検品とこちらの風土に均すための処置です。1,2階はいぶした濃茶で3階はナチュラル色となっています。

2025,09,19
8月20日に上棟しました。小生設計の1戸建て住宅としては最大規模160畳です。遠景はいずれ紹介いたしますが、吹き抜け面積も2,3階合わせて22畳分あり、構造担当のUさんには少しばかり苦労を掛けてしまいました。骨組み状態の写真では分かりずらいですが、これから工事が進むときっと面白くなってくると思います。工事の進行を妨げないよう9月半ばから日曜日に限り希望の方に現場を案内いたします。くわしくは 見学会コーナーをご覧ください

2025,08,24
先月、基礎工事が完了しました。基礎・外周立ち上がり部分の内側に断熱材を打ち込んでいます。ぴったりと密着しています。今回は全館空調システムを採用しているので基礎耐圧盤(べた基礎の床部分)にも断熱材を貼る予定です。丁寧に切り、接着剤を塗りこみ、体重をかけてしっかり敷設してゆきます。まだちょっと先の工事となりますが・・先ずは盆明けの8月18日に土台敷きをして20日の上棟を目指します。雨でないことを祈りつつ、お盆休み明けとなるので猛暑日でないことも祈ります

2025・08・05
定例の打ち合わせのため現場に行きました。事前にもらっていた基礎の施工図を確認。断熱材を打ち込む位置、配管を抜く穴の位置などOK!金曜日にコンクリートの打設を予定しています。現場の後は建て主さんの所へ移動。追加制作の家具について打ち合わせをし図面を作成することになりました。上棟はお盆の後ですが、あと1か月です。あっという間です。現在、追加する家具の図面が出来て材料の数量を数えてもらっています。

2025・07・08
耐圧盤コンクリートを打設をしました。気温が30度以上なので温度補正をして強度を2段階上げ、コンクリートの呼び強度27としてもらいました。スランプは18±2.5cm、塩化物含有量0.30kg/m3・・合格。何のことやらという感じだと思いますが、現場での試験は無事にパスしました。1週間後に立ち上がり部分のコンクリートを打設する予定です。きちんと出来てあたりまえなことでも見えないところが肝心なんです。関係者のみなさん、ありがとうございます。鳶の皆さんも生コン車が来るまでのわずかな時間もテントの日陰で休んでいます。梅雨明けしたも同然の真夏の工事が続きます。

2025・07・02
基礎の鉄筋がほぼ組み終わりました。基礎の配筋ごとに記号があり、間違いなく図面通りに出来ているか確認してまいりました。明日は瑕疵保険の配筋検査です。小生は中間検査用に写真を撮り報告書をつくりました。

2025・06・26
基礎に配管を通すための孔(スリーブ)の位置を記した施工図をもらいました。監督との考え方の相違点を確認し工事を進めることになりましたが・・今日はあいにくの雨。明日は晴れそうなので作業を延期しました。金曜日は配筋検査です。工事する側は雨が少ないのは救いですが、農作物への被害が気になる今日この頃・・
2025・06・25
梅雨の期間でも幸いに晴れ間が続き基礎工事が進んでいます。定例の打ち合わせは毎週火曜日で、必要な時には建て主さんにも参加していただき丁寧に進めてまいります。25日には設備屋さんの配管工事を予定。長期優良住宅仕様の配管をします。

2025・06・17
フローリング、階段の集成材(アクリルを挟み光が漏れるようにしました)などのサンプルを確認しました。何点か気付いた点を述べさせてもらいましたが、特に集成材はよく出来ていて満足しています・・ただし、自らが作り手であるお施主さんはまだ満足していないようです。今日は造作材の発注をしました。設計者は普段発注業務には携わることはなく、数量チェック及び承認は慣れていないので普段使わない神経を使います・・写真については現場にて紹介いたします
2025・05・21
いつもの工務店・いつもの監督さん・いつもの大工さん・・間違えの無い組み合わせで進めている住宅。上棟を大工さんに合わせているので基礎着工は連休明けです。一見したところ現場は休眠中ですが、造作材の図面作成、数量確認など見えない作業が急ピッチで進みます
2025・04・19
杭工事が始まりました。新法規適用前の確認申請、着工案件です。約束通り3月中に着工し施工状況の確認を本日してきました。建物の形が分かるのはだいぶ先ですがまずは一安心。これから養生期間を置いて基礎工事が続きます。

2025・03・27
今日は地鎮祭でした。あいにくの雪空・・35年間建築に携わる中で初めての体験でした。監督2人は自称雨男です。地鎮祭後に建て主さんの事務所にて工事契約、制作するバンブータイルの打ち合わせをしましたがその間も雪はどんどん強くなりましたが、今は穏やかに晴れています。テントを張ったり、撤収してくれた監督たちには感謝です。
2025・03・19
和紙の壁紙を造っている会社から新作発表の案内がありました。小生が初めて担当した住宅で金銀壁紙を用て以来、同い年の担当営業の女性で30年くらいの付き合いになります。時には小生好みの壁紙をかき集めて持ってきてくれます。お互い元気に頑張れているのがうれしいです。今回は和室で使いたいと思っています。良いのがたくさんありました。今度建て主さんと一緒に来たいと考えています


2025・03・17
3/19に地鎮祭の予定。地鎮祭用(日本酒)と上棟式用(ワイン)のお酒を準備しています。酒屋さんに美味しいのを見立ててもらっています。3/22から杭工事が始まります。
2025・03・12
見積調整を終え確認済証が届き工事契約、地鎮祭の日程も決まり一区切り。今日は着工に向けて図面を製本しました。一般的な製本用の表紙紙を使うのではなく、ひいきにしている演劇集団のチラシを表紙にするのが小生流です。表に使えるチラシはあと1枚しかありません

2025・2・26
4月からの建築基準法改正を控え混雑することを見越して1月9日に提出した確認申請がまだおりません。3階建てなので構造の審査もあり時間がかかってしまっているのですが、それにしても1か月半はかかりすぎです・・思えば構造のチェックが20日もかかるのが異常かと・・技術者が少ないのはどこも同じなんですね。現在、訂正が終わり最終図面の差し替えをしています。今週中におりるのを願うばかりです
2025・2・24
春から竹を多用した家づくりを致します。内装、家具、建具・・異次元な竹の使い方が出来そうです。少しづつ紹介したいと思います。
2025・1・14

確認申請をしている最中です。建築の修正は済みましたが構造の審査(3階建てなので)がまだ済んでおりません・・なにか有りはしないかと気が気ではありません。これは模型写真です。深い庇を兼ねたベランダと湾曲した屋根が特徴的です。白模型なのでこれを見て色の想像を膨らませていきます。
2025・1・27